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日本人の金銭感覚

日本人はお金の使い方、特に投資の仕方がヘタクソなイメージがありませんか?

確かに現代の日本人はヘタクソだと思います。なぜなら、お金を使うことは悪でありできるだけ最小限のお金のみを使う方向に行動する習性があるからです。

日本人は昔からこんな行動しかしないのでしょうか?いえ、昔はそんなことありません。日本人は世界で初めて信用取引という仕組みを作り上げました。これはアメリカが誕生する前だといわれています。つまり、日本人は実際にはお金(当時はお米)がなくても使うことにより自分の資金を増やすということを行ってきたのです。貯金するのは愚かという時代が日本にも存在していたのです。

ではなぜ日本人は貯蓄するようになったのか?

それは日中戦争や太平洋戦争が原因です。その時、日本政府は軍事費を集めるためにとても苦労していました。そこで政府は国民に貯金するよう促したのです。そうすれば、国債を発行して貯蓄してもらったお金を受け取り軍事費に当てたのです。当時は国の政策に刃向かえば非国民というレッテルを貼られます。そのため国民は貯金するようになったのです。

その後、日本は皆さんのご存知の通り敗戦します。このとき、戦時中に発行された国債は紙切れとなりました。でも、日本は復興しなければなりません。そんなことにかまっている場合ではありません。そこで新政府は同じ手法を使います。そう、国民に貯金するよう促したのです。あとの流れもほぼ同様、軍事費が公共事業費になっただけです。これにより日本は復興し、世界第二の経済大国にまで登り詰めます。(現在は3位ですが…)

でも、疑問に思いませんか?戦争時に貯金したはずの日本人が敗戦後も貯金できたのか?その答えは単純です。戦争開始前まで投資を行い、多額のお金を稼いでいたからです。昔の日本人はそれだけ投資が上手(つまり、お金を使ってお金を稼ぐこと)だったのです。

しかし、戦中、戦後の日本は貯蓄する事が当たり前になってしまいました。その時の子供が今の80代くらいの人です。ゆとり世代の僕からすると祖父母と同世代か上の年代となります。つまり、投資を行っていた人はほとんどいなくなってます。

しかも、日本は幸運に恵まれ高度経済成長を成し遂げます。高度経済成長時代なら投資をせず貯蓄をしているだけで金利により貯蓄が増えていきます。なので、現在の80代くらいのほとんどの方は投資などせず、投資のノウハウは受け継がれませんでした。それがいまでも続いているのです。こんな低金利時代にもかかわらず…(貯蓄を倍にするには数千年かかるらしいですよ(笑))

何をいいたいかというと日本人は考え方を転換(貯蓄から自分が使うようにする)すればお金を増やすことができると思います。遺伝子の中にも才能が眠っているし、一応先進国であり情報も制度もたくさんあります。政府は国民のお金を使いたいため貯蓄してくれない制度は促進されないので気づかないだけです。

話は長くなりましたが、ここで聞きたいことは自分のお金は政府に使ってもらいたいですか?それとも自分で使いたいですか?

自分のお金を自分のために使いたい方は単純な貯蓄はやめましょう!