私の生まれた世代は｢戦後最大のゆとり世代｣と言われています。
少し上の世代は土曜日に学校があったため完全週休2日制ではありませんでした。
少し下の世代は小学生から英語必修化、数学、理科履修範囲が増加しました。大学受験では学習内容が変わり難化してましたし、センター試験が共通テストになって過去の知見が活用できず、苦戦を強いられていました。
それに比べれば、私たちの世代は学校は完全週休2日制でした。学習範囲も一番少なかった世代です。のんびりとした学生生活を過ごしていました。
大学受験も何年もの知見が蓄積されていた試験と同様の内容で受けることもできましたし、当日は大災害もなくかつ天候に恵まれ公共交通機関の乱れもなく予定通り試験を受けることができました。
こんなに苦難から遠い世代だったため社会に出てからは何の取り柄もない低性能な人材が多いです。
にもかかわらず、社会の先輩たちは｢これだからゆとりは｣というだけで、これまで努力を怠っていた世代に責任を押しつけず、ゆとり世代を導入した大先輩たちに責任を投げかけるという好環境に恵まれています。
しかし、こんなゆとり世代にも後輩がどんどん社会に進出しています。学生生活に苦難に見舞われ大きく成長している後輩たちの尊敬できる存在になれるでしょうか。
残念ながら今の私には無理です。後輩たちより優れている点など一つもありません。
今まで自分の能力が無いことを大人たちのせいにしていましたが、もうすでにアラサーという大人になってしまっています。
もう、自ら変わらなければ何も変えることができない年齢になっていることを自覚して、生きていかなければならないのです。
後輩たちをみて、自分は愚かで怠け者だと実感した1週間でした!!
